患者様・一般の方へ
2025年02月28日記事をアップしました!【X線TV装置が新しくなりました】

●X線TV装置とはどういったものですか?
X線TV装置とは、レントゲンを撮るように放射線であるX線を体にあてTVモニターで動画としてリアルタイムに観察できる装置です。
今回更新された装置は、主に腎臓・尿管・膀胱を診る泌尿器科検査や、骨折や脱臼を診る整形外科検査など、多目的な検査が可能です。
また、以前の装置よりも少ない放射線で検査ができるため、医療被ばくにも配慮しています。
●新しくなって何が変わりましたか?
一番は、骨密度測定が午後からも予約をしていただけるようになりました。
信頼性の高い最新のDXA(Dual Energy X-ray Absorptiometry)方式を用いた骨密度測定です。どんな検査方法かというと、ベッドに寝ていただき、腰椎と大腿骨をこの装置で10秒間ずつ撮影させていただきます。この検査で、骨粗鬆症に最も重要な「腰椎と大腿骨」の骨密度が測定できます。自分自身の過去のデーターとの比較も可能です。
●患者さんにどんなメリットがありますか?
「骨粗鬆症の早期発見・骨粗鬆症治療薬の効果評価」はもちろんのこと、最近では「骨折リスクの評価」にも有用性が期待されており、大腿骨の骨密度はあらゆる骨折の予知能に優れているとされています。(骨粗しょう症の予防と治療のガイドラインから引用)骨密度が低いと骨折しやすい、骨折の既往があると骨折しやすい、このようにそれらに関係があることがわかってきています。
一度骨折をしてしまうと、手術をしたり、入院したり、体に大きな負担がかかることになります。全身状態が悪くなる可能性もあります。自分の健康状態を把握でき、骨折の予防もこれからはできるというメリットがあります。
●最後にひとこと
新機種となり、以前より低被ばくで高画質の画像が得られ治療に専念できる環境が整いました。日々管理に努め、安心して放射線診療を受けてもらえるようスタッフ一同努めてまいります。