病院理念

私たちは、患者さま本位の医療に努め、
地域社会から愛され、親しまれ、
心あたたまる病院を目指します。

基本方針

綾部市立病院は、病院理念に基づいて次のとおり病院基本方針を定め、安全で質の高い医療を提供し、地域社会に貢献します。

1.救急医療体制の充実

最も重要な基本方針であり、救急告示病院として「いつでも安心して受診できる病院」を求める市民のニーズに応え、病院開設以来24時間診療体制を維持してきました。 近年、救急・時間外患者への対応や医師不足問題など、大変厳しい医療環境下にありますが、今後ともマンパワー確保と救急診療体制の充実に取り組み、地域の救急医療の発展に努力します。

2.生活習慣病への対応

生命を脅かし、生活の質を著しく低下させる脳卒中や心筋梗塞に対する治療のみならず、これらを予防するために高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病に対する診療体制を充実させます。また、生活習慣病に対する治療とともに、これらを早期に発見するための健診業務や予防のための啓蒙活動にも力を注ぎます。

3.癌の診断と治療

京都府がん診療推進病院として、癌の早期発見、早期治療を達成するためには、検診や人間ドックの普及・拡大、二次精密検査の充実などを図っていくことも大切ですが、何よりも日常診療の中で常に診療技術や診断能力を向上させていくことが重要と認識し、一層の努力を行っていきます。また、癌に対するQOLを重視した効果的な治療法の質的向上、並びに癌末期に対する治療や緩和ケアについても充実を図ります。

4.小児から高齢者医療への対応

小児医療から高齢者医療に至るまで、患者さまのニーズに応じた幅広い医療サービスが提供できるように努力します。

5.地域医療連携の推進

地域医師会、診療所、病院、介護施設等との連携はもちろんのこと、脳神経外科、心臓外科、放射線治療、結核などの専門的な診療のため、他の医療機関とも連携を強化して、患者本位の診療機能の円滑な交流が実践できるように努めます。そのため、関係機関との協議会や研修会を開催し、常に密接な協力関係を築くように心がけます。