患者様・一般の方へ
2024年11月15日記事をアップしました!【院内学習会・BLS研修を開催しました】
当院では、万が一の状況において迅速かつ適切に職員が対応できるよう定期的に院内研修を行っております。
今回は、今月開催された『BLS研修』についてご紹介をします。
BLS研修とは何ですか?
BLSとはBasic Life Supportの略で、1次救命処置とも言います。
急変時、居合わせた人々が(AED以外の)特別な器具がなくてもできる心肺蘇生法のことです。
これに対し救急救命士や医師による高度な処置を行うことを2次救命処置といいます。
この研修では患者を発見したところから、二次救急に繋ぐまでを訓練します。
研修ではどのような事をしますか?
心肺停止の場合、救命率は1分遅れるごとに7~10%低下するといわれているので、いかに早期のBLSが必要であるか、ためらわずに積極的に参加することが大切かを理解します。
次に患者発見から二次救急に繋ぐまでの「BLSの流れ」を心肺蘇生訓練用の人形を使ってチームで訓練します。
そのなかで、精度の高い心臓マッサージをするための大事なポイントや技術、AEDの使い方などの再確認をします。
実際の蘇生の場面でもしっかりとコミュニケーションをとりながらお互いに補い合って動けるように、研修でも受講生同士でしてほしいことやできていること、不十分なことなどを声に出して伝え合えるよう意識して訓練しています。
最後に一言お願いします。
急変時、周りに親族や知り合いがいる確率は高いと言われています。
皆さんの大事な人を守るためにも、救命講習を受講されてみてはいかがでしょうか。
綾部市消防本部では、年数回、無料で講習会を開いています。
興味のある方は、綾部市のホームページなどで、確認してみてください。